2025.12.23 | 人材育成大学生?院生向け
園芸?景観を切り口に、多様な人々が関われる「共生の庭づくり」を通じて、DEIへの理解と実践を促進する事を目的とし、アイデア交流会が開催されました。
2025年12月5日(金)13:30~15:30
オンライン
本学教職員 24名?本学学生 11 名?外部参加者 2 名
オープニングのストーリーテリングで景観マネジメント部門の美濃伸之教授からインクルーシブな公園の事例を提示いただき、ユニバーサルデザインの考え方?具体例、管理と運営等についてお話しいただきました。続いて、外部講師としてお招きした造園家の和泉玲実さん(北海道旭川市)から、こども園の園庭のデザインと設計施工について、園芸療法士の猪俣恵さん(新潟県新潟市、園芸療法課程全寮制2期修了生)から、都市公園で指定管理者?園芸療法士として行った地域参加の花壇づくりと園芸療法について、研究科2年生の圓山初美さんからは、視覚障がい者と共に楽しむ自然観察会の実践についてお話しいただきました。
次に、この4名のお話を受け、アイデア交流会として参加者からの質問や感想、考えること等を発表してもらいました。学生からは和泉さんへ「園庭内に目立つものを置かない」ことの意図について質問があり、「子どもたちの視線が1つの主張するものに向くのではなく、視線が自由に泳ぐこと、freelyに動かせることが必要で、それが癒しにつながる。」と説明がありました。他キャンパスの教員から美濃教授へ「インクルーシブな場づくりで大事なことは何か?」という質問があり「関連する人(組織)の横のつながりを持ち、情報共有が行われること。」と回答がありました。
最後に、景観植物資源部門の山本聡教授から総括いただき、登壇者の話は、インクルーシブな場を創る、インクルーシブな公園を使う(障がいに対処する)、インクルーシブな取組の効果検証をするにあたって示唆に富んだ事例紹介であったと評価いただきました。また、これらの取組は『インクルーシブ?コミュニティガーデン』にとどまらず『インクルーシブな緑の環境』づくりに繋がるものであり、当事者や専門家(保育、園芸、造園、自然環境、生物、支援サポーター)、そして行政、という横の繋がり?情報共有がより一層重要になる、とまとめていただき、閉会しました。
全参加者に対して、これまで何気なく利用していた公園を、これからは少し違った視点で見る、というきっかけになりました。